イラストレーターで地図作成
下絵を用意する
地図を描くときもトレースするときと同様、基本的には下絵を配置します。別にそんなのなくても描けるよ!っていう人はそのまま描きはじめても全く問題ありません。 下絵を用意することのメリットは、自分で考えながら作るのがめんどいからなのですから・・・。
下絵は、gooやyahoo、googleの地図を右クリックで保存して、その画像を使うのが一番楽です。もちろん、手書きで書いてスキャナという手もあります。
ここでは、yahoo地図をコピったものを配置しました。
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地図を配置したら、ペンツールを使って道とか川をトレースしていくだけです。線を描くだけですので、塗りはなし、線は好きな色、好きな幅を指定してください。
地図をご丁寧になぞると下図のようになります。
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これではあまりにリアルすぎる上に、はじめからyahooでしらべりゃいいじゃん!ってことになるので、カーブをなるべく使わずシンプルに 直線と直線の組み合わせでなるべく作ります。 道がずれていてもあまり気にしなくてもいいと思います。周辺地図に限っては、駅から100mって言われるよりも、セブンの隣って言われた方がわかりやすいのも事実ですので。
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線路を描く
通常、線路を描くときは、最初に線路にしたい線をコピーして、幅を+2ptします。下図では、背面用に幅10ptの直線、前面用に幅8ptの直線が描かれています。
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この2つの直線のうち、幅が狭い方の直線を、線の色=白色、破線、に設定して、幅が太い方の直線に重ね合わせます。
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これで線路の出来上がりです。
線の設定
地図を描く際によく使うと思われる線の設定項目について簡単に解説します。
「線」の項目の右側にかたまっている6つのマークをクリックすると、線の端の形状や角の形状を変えることが出来ます。
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線路と、形状を整えて補正したものが下図です。
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これでは寂しいので、線に枠をつけてはっきりさせて、四角い図形を建物として配置してみます。
このとき必要になる操作が、パスのアウトライン化です。パスのアウトライン化をすることで、線を図形として扱えるようになります。 破線のアウトラインを作成する場合は、オブジェクト→透明部分の分割・拡張を使用します。 文字のアウトライン化もよく使うのでなんとなく覚えておきましょう。
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パスがアウトライン化されれば、輪郭の色も設定できますし、2つの線を図形としてパスファインダの形状エリアに追加をつかって合体させることが出来ます。
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これらを使用して出来たのが下図です。
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地図の完成
建物の名前は、別のレイヤーを新しく作成してから作るとよいと思います。
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前回作成した地図と建物の名前を重ねると地図の出来上がりです。
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これではなんか平面っぽいと思われる方は、道路に対して、効果→スタイライズ→ドロップシャドウ、を指定するか、下のようにシアーツールで奥行きを出してから回転ツールで 回転させるという手もあります。図では文字も斜めってますが、レイヤーが分けられているので、文字レイヤーは非表示にした状態で図形のみを動かす方がいいのかもしれません。
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