正規表現

正規表現は、スラッシュ (/) などのデリミタで囲う必要があります。デリミタに使用できるのは、非英数字、非空白文字の任意の ASCII 文字ですが、バックスラッシュ (\) と null バイトは使用できません。

phpでの正規表現検索ではデリミタ必須ですが、.htaccess内のapache命令ではデリミタがなくても動いたりします。

文字	説明
!	否定。
.	任意の1文字。
[ ]	括弧内のいずれかの文字。
[^ ]	括弧内のいずれかの文字以外。
\|	または。
?	直前の文字の0回または1回の繰り返し
*	直前の文字の0回以上の繰り返し。
+	直前の文字の1回以上の繰り返し。
( )	選択範囲の境界を明示する、もしくは後方参照を作成する。
^	行頭。（行が変わる場合\Aを使う）
$	行末。（行が変わる場合\zを使う）
$n	(0 <= n <= 9) 後方参照。　n番目の( )内の値が入ります。
%{ }	サーバ変数の取得。
\	（日本語環境では円マーク）正規表現の特殊文字をエスケープする。
\A	文字列の先頭（1文字目の手前）
\Z	文字列の最後（or改行の直前）
\z	文字列の最後（改行に影響しない）

^.*$　→　行の先頭から最後までが0文字以上の繰り返し。直前に文字がなくてもOK。
\A.*\z　→　先頭から最後までが0文字以上の繰り返し。直前に文字がなくてもOK。
^.+$　→　行の先頭から最後までが1文字以上の繰り返し。直前に文字がなければNG。
^.?$　→　行の先頭から最後までが0文字か1文字以上の繰り返し。
^ab|cd|ef$　→　abとcdとefが該当
^[赤青黄]$　→　赤と青と黄いずれも該当。
^[a-z]$　→　a～zまでのアルファベットが該当
^[0-9]$　→　0～9までの数字が該当
^(ab+)$　→　前が1文字でなくてもOK。
^(.*)$ iphone/$1　→　後方参照。（）内の文字の前にiphoneを追加。
^(.*)(\.[a-z]+)$ iphone/$1/$2　→　後方参照。1つ目の（）が$1、2つ目が$2。

省略形	対応する表現
\a	任意の英数字 : ([a-zA-Z0-9])
\b	空白 : ([ \\t])
\c	任意の英字 : ([a-zA-Z])
\d	任意の 10 進数字 : ([0-9])
\h	任意の 16 進数字 : ([0-9a-fA-F])
\n	改行文字 : (\r\|(\r?\n))
\q	引用符で囲まれた文字列 : (\"[^\"]\")\|(\'[^\']\')
\w	単語 : ([a-zA-Z]+)
\z	整数 : ([0-9]+)

preg_replace(PHP)

$string = 'April 15, 2003';
$pattern = '/(\w+) (\d+), (\d+)/' //アルファベット、数字の繰り返し＋ドット＋数字の繰り返し
$replacement = '${1}1,$3';　//後方参照を使用する。
echo preg_replace($pattern, $replacement, $string); //「April 15,2003」を正規表現を用いて検索し、replacementで置換する。

上の例の出力は以下となります。

April1,2003

preg_match(PHP)

$yubin=mb_convert_kana($_POST['yubin'],'a','utf-8');　//全角英数字を半角に変換。2番目引数はaで固定、3番目は文字コード。
  
if(!preg_match("/\A\d{3}\-\d{4}\z/",$yubin)){ //$yubinが○○○-○○○○でなければエラー
    $yubin="正しい郵便番号を入力してください";
}

上の例の返り値は、正しいなら1、間違っているなら0。

（参考・引用サイト：php、正規表現）

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